主な放流魚種

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日本のサケ科魚類 https://www.fra.go.jp/shigen/salmon/salmonidae.html



サケ
Oncorhynchus keta

成熟年齢2~8年,体長45~85cm.日本の沿岸や河川にそ上するさけ・ますの大部分を占め,人工ふ化放流の主力魚種になっている.一般にアキサケ,アキアジと呼ばれ,他のさけ・ますと区分するためにシロザケとも呼ばれる.9月~12月に北日本の沿岸へ来遊し河川へそ上する.中下流の湧水域で産卵し,ふ化した稚魚は翌年の3月~5月に降海して北太平洋での索餌回遊に向かう.回帰親魚の主群は4年魚.

成熟した雄のサケ

成熟した雄のサケ

ギンケとブナケ

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サクラマス
Oncorhynchus masou

成熟年齢3~4年,体長30~60cm.我が国など極東にだけ分布する魚種で,海洋における回遊の範囲はサケほど広くはない.桜の開花する5月から7月頃にかけて河川にそ上し,そのまま河川で越夏して9月~10月に産卵する.稚魚は1~2年河川内で生活してから降海し,海洋で1年間過ごした後,再び河川へ産卵のためにそ上する.

成熟した雄のサクラマス

成熟した雄のサクラマス

サクラマスとヤマメ

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カラフトマス
Oncorhynchus gorbuscha

成熟年齢2年,体長40~65cm.北海道では,主にオホーツク海,根室海峡の河川にそ上する.沿岸に回遊した成熟前の魚体は,背が青色を帯びていることからアオマス,また,産卵期の雄の成熟魚は背部が大きく隆起することからセッパリマスとも呼ばれる.尾びれの黒い斑紋と小型のウロコが特徴で,サケやサクラマスとの判別は比較的容易である.6月~10月に河川へそ上し,中下流域の比較的流れが速く透水性の良い砂礫底で産卵する.ふ化した稚魚は翌年の4~6月に降海し,他の魚種と異なり全て2年魚で回帰する.

成熟した雄のカラフトマス

成熟した雄のカラフトマス

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ベニザケ
Oncorhynchus nerka

成熟年齢3~5年,体長30~70cm.日本では北方領土を除き天然での回帰はないが,人工ふ化放流事業の成果によりベニザケを回帰させることに成功した.さけ・ます類の中で最も高級魚とされ,釧路川など数河川においてふ化放流を実施している.成熟した魚体は鮮やかな紅色となる.6月~9月に河川にそ上し,上流域の湖沼に注ぐ河川で11月頃産卵する.幼稚魚は1~2年湖沼生活したあと降海する.

成熟した雄のベニザケ

成熟した雄のベニザケ

ヒメマス(チップ)

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