石狩川上流域にサケ稚魚50万尾を放流しました
〜石狩川本流サケ天然産卵資源回復試験〜
2009(平成21)年3月25日、さけますセンターでは「石狩川本流サケ天然産卵資源回復試験」として、石狩川上流域の支流、愛別川と忠別川に各25万尾のサケ稚魚を放流しました。
この試験は、石狩川本流上流域のサケ天然産卵資源の回復を図りつつ、人工ふ化放流及び天然産卵の組合せによる持続的な再生産管理方策を検討するため、旭川市周辺でサケ稚魚の放流活動を行っている「大雪と石狩の自然を守る会」など市民団体の協力のもと、今年度から開始したものです。
今回放流したサケ稚魚は、当センター千歳事業所で飼育された体長4.5cm、体重0.80gの稚魚で、放流魚の回帰を確認するために各15万尾にはヒレ切除標識を施しています。
忠別川での放流では、多くの市民団体や地域住民に協力していただきました。一緒に放流を行った子供達からは「元気に帰って来てね!」と稚魚をはげます声も聞こえていました。
この試験では、稚魚の放流を3年間継続し、3年目の2011(平成23)年秋からは回帰魚の確認や天然産卵床の調査を予定しています。

 
愛別川での稚魚放流。(放流場所:金富橋付近)
 
忠別川での稚魚放流。(放流場所:ツインハーブ橋付近)
 
市民団体や地域住民の方が多数集まりました。
 
標識のついている稚魚はどれかなぁ〜。
 
元気に帰ってきてね!
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