北海道さけ・ますふ化場研究報告 1-50号総目録データベース

総目録目次へ戻る 前のデータ 次のデータ

サケ及マスの卵の受精方法に就ての考察

連番 31
L-NO 4-6
表題 サケ及マスの卵の受精方法に就ての考察
著者 山本喜一郎
発行年 1949
誌名 水産孵化場試験報告
巻(号) 4 (2)
33-46
索引 サケ科魚類,卵,精子,受精,受精波,
要約 サケ精子の活動期間は淡水中で1分以内であるが,希釈せずに3-6℃で保存すると16時間後にも活動が認められる.サケマスの卵も淡水中で受精能力が減少するが,これは卵が淡水中で賦活され卵門が閉鎖するためと思われる.体腔液と等調の生理食塩水中では精子は長期間活動し,卵も長い間受精力を保持できるが,その中で媒精しても受精ができない.これは卵に精子が入っても表層胞は崩壊せず,その後の受精現象も起こり得ないためである.卵に精子が入った際正常な受精波が起こり表層胞の崩壊を起こし受精が行われるには媒液のイオン濃度が関与し,例えばサケ卵では0.1モル以下のイオン濃度では正常な受精が起きない.
言語 In Japanese
入力者 SU

研究報告本文へのリンクpdf1106KB

カウンター 最終更新日 : 2006/04/03