北海道さけ・ますふ化場研究報告 1-50号総目録データベース

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北海道産クロガシラカレヒの卵及仔魚の形態とマコガレヒとの Synonym 問題に就ての一考察

連番 54
L-NO 6-8
表題 北海道産クロガシラカレヒの卵及仔魚の形態とマコガレヒとの Synonym 問題に就ての一考察
著者 山本喜一郎
発行年 1951
誌名 水産孵化場試験報告
巻(号) 6 (1/2)
173-179
索引 海産魚,クロガシラガレイ,マコガレイ,卵,仔魚,形態,分類,北海道,
要約 北海道産クロガシラガレイ Limanda schrenki (= Pleuronectes schrenki) の卵は沈性で粘着力を有し,海水に接したものでは卵膜の外側に約60 μmの粘着層を有する点が特徴である.仔魚は孵化直後に体長2.1 mmで,黒,褐両種の色素を有し,尾部に唯一帯の色素群を有する点で他種の仔魚とは異なる.親魚の形態は北海道北部のクロガシラガレイと南部日本のマコガレイ (P. yokohamae) とは差異が明瞭であるが,支那沿岸では両者の中間型がみられ,またクロガイシラガレイとマコガレイの卵及仔魚はよく類似し,別種別とする根拠はない.両種の分類学的問題は更に研究が必要である.
言語 In Japanese
入力者 SU

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カウンター 最終更新日 : 2006/04/03