北海道さけ・ますふ化場研究報告 1-50号総目録データベース

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支笏湖におけるヒメマスの食性について

連番 269
L-NO 32-6
表題 支笏湖におけるヒメマスの食性について
著者 真山 紘
発行年 1978
誌名 北海道さけ・ますふ化場研究報告
巻(号) (32)
49-56
索引 ヒメマス,動物プランクトン,昆虫,食性,支笏湖,
要約 1976年1月から1977年12月の間に採集された支笏湖産ヒメマス188尾の食性を調べた.胃内容物には甲殻類プランクトン4種,ユスリカ類の幼虫とさなぎ,トビケラ類のさなぎ,モンカゲロウ幼虫,スジエビ,他魚種の仔魚及び陸棲昆虫が出現した.2種の甲殻類プランクトン (Daphnia longispinaAcanthodiaptomus pacificus) が最も重要な餌料生物であるが,春から夏の間にユスリカを主体とする水生昆虫及び陸生昆虫の摂食度合が高まった.1977年の夏から秋にかけて沿岸底生性の甲殻類プランクトン (Alona affinisChydorus sphaeris) が多く摂食されたが,これはこの年の異常な沖合性プランクトンの減少による餌料不足の結果生じたと考えられた.
言語 In Japanese with English summary
入力者 KM

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カウンター 最終更新日 : 2006/03/31