北海道さけ・ますふ化場研究報告 1-50号総目録データベース

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石狩川産サケの生態調査−II.1980年及び1981年春放流稚魚の降海移動と沿岸帯での分布回遊

連番 295
L-NO 37-1
表題 石狩川産サケの生態調査−II.1980年及び1981年春放流稚魚の降海移動と沿岸帯での分布回遊
著者 真山 紘・関 二郎・清水幾太郎
発行年 1983
誌名 北海道さけ・ますふ化場研究報告
巻(号) (37)
1-22
索引 サケ,稚魚,幼魚,標識,降海移動,沿岸分布,回遊,千歳川,石狩川,北海道日本海沿岸,
要約 1980-1981年春に石狩川水系千歳川に放流されたサケ幼稚魚の降海移動と沿岸域での分布と回遊を調べるため,鰭切除標識魚の放流と河川内および沿岸域での採集を行った.3月上旬の放流開始時では幼稚魚は河川内で成長し,その多くの個体は1-2ヶ月後に降海した.4月中旬の放流終了時ではほとんどの幼稚魚は河川内で成長せず放流後10日以内に降海した.北上移動期と考えられる5月下旬に河口付近の沿岸で採集された幼稚魚の体長には1980年と1981年に大きな差が観察されたが,これらは放流稚魚の健康状態の差によると考えられた.回帰率向上のためには,沿岸域から沖合への回遊移動期である5月下旬から6月上旬までに尾叉長7 cm前後まで成長する条件を持った幼稚魚を放流することが必要であることが示唆された.
言語 In Japanese with English summary
入力者 MF

研究報告本文へのリンクpdf988KB

カウンター 最終更新日 : 2005/11/07