北海道さけ・ますふ化場研究報告 1-50号総目録データベース

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BKD原因菌 R. salmoninarum ATCC 33209と共通抗原を有する Pseudomonas 属細菌の存在について

連番 320
L-NO 41-3
表題 BKD原因菌 R. salmoninarum ATCC 33209と共通抗原を有する Pseudomonas 属細菌の存在について
著者 吉水 守・紀 栄興・野村哲一・木村喬久
発行年 1987
誌名 北海道さけ・ますふ化場研究報告
巻(号) (41)
121-127
索引 サケ,カラフトマス,サクラマス,親魚,Renibacterium salmoninarumPseudomonas,細菌性腎臓病,蛍光抗体,共通抗原,斜里川,
要約 採卵親魚の病原体保有状況調査により,1984年に斜里川のサケ親魚が,翌年はサケおよびカラフトマスの親魚が抗 Renibacterium salmoninarum 家兎血清を用いたFATにより陽性と判定された.しかし,これらの親魚の腎臓からのKDM-2培地による原因菌の培養は陰性であり,グラム陽性で運動性をしめす菌が抗 R. salmoninarum 家兎血清と交差反応を示すことが判った.本菌はその性状から Pseudomonas 属であるが,抗 R. salmoninarum 家兎血清の硫安分画IgGを用いることにより反応は消失することから,斜里川におけるサケ,カラフトマスの陽性個体は R. salmoninarum 感染魚ではなく,使用した抗 R. salmoninarum 家兎血清によると判断された.
言語 In Japanese with English summary
入力者 TN

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カウンター 最終更新日 : 2006/01/16