北海道さけ・ますふ化場研究報告 1-50号総目録データベース

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サケ属魚類に外部寄生する原生動物の病理生物学

連番 370
L-NO 50-1
表題 サケ属魚類に外部寄生する原生動物の病理生物学
著者 浦和茂彦
発行年 1996
誌名 北海道さけ・ますふ化場研究報告
巻(号) (50)
1-99
索引 サケ,カラフトマス,ベニザケ,サクラマス,幼稚魚,魚病,寄生虫,原虫類,鞭毛虫,繊毛虫,Ichthyobodo necatorTrichodina truttaeChilodonella piscicola,病害性,生残,宿主−寄生虫相互関係,形態,北海道,本州,
要約 ふ化場で飼育されたサケ属魚類に出現する外部寄生虫の種類,地理的分布および宿主範囲を明らかにすると共に,出現した寄生虫の病害性と宿主−寄生虫相互関係を感染実験により検討し,更には駆除実験により病害防除の基礎となる知見を得た.北日本のふ化場では,鞭毛虫Ichthyobodo necatorと2種の繊毛虫Trichodina truttaeChilodonella piscicolaが優先的に出現した.これら外部寄生性原生動物3種は明らかな病害性を持ち,サケ属魚類の増殖過程で大きな減耗を引き起こす可能性のあることが感染実験などにより示された.病害の程度は,寄生虫の種類によって異なり,寄生様式,寄生数,宿主の状態および環境によっても影響を受けた.これら寄生虫による減耗を効率的に防止するには,原因種と発生状況を正確に把握し,各寄生虫の病害性と生物学的特性を考慮した上で感染防除を図ることが重要である.
言語 In English with Japanese summary
入力者 SU

研究報告本文へのリンクpdf11,227KB

カウンター 最終更新日 : 2006/01/16