北海道北東部の枝幸町にあるさけますセンター徳志別事業所で、2010(平成22)年5月21日にサケの放流式を行いました。
徳志別事業所では徳志別川におけるサケ、サクラマス、カラフトマスの個体群維持のためのふ化放流を実施しております。この放流式は枝幸町沿岸へのサケの大量回帰を願い、(社)宗谷管内さけ・ます増殖事業協会、枝幸漁業協同組合、枝幸さけ定置部会との共催で毎年行っているものです。
当日は、午前11時より枝幸町内の漁業関係者など25名が集まり、ふ化室内に設けられた祭壇で祈祷を行った後、約5cmまでに成長したサケの稚魚を徳志別川に放流しました。 放流式には、近隣の岡島小学校の児童20名も校外学習の一環として参加しました。子供たちは事業所を見学しサケの一生についての説明を受けた後、一人一人がバケツに入った稚魚を受け取り徳志別川に放流し、「元気で大きくなって帰って来てね」と優しく声を掛けながらサケの稚魚を見送りました。 この放流体験を通じて、子供たちが地元の産業を支える「サケ」について理解を深めてくれることを期待しています。
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