北海道南西部にあるさけますセンター尻別事業所で、2010(平成22)年4月30日にサクラマスの放流体験学習を行いました。
これは、サケマスの豊漁とサクラマスの資源回復を祈念して地元蘭越町が開催している放流式に併せて行われたもので、放流式には蘭越町や漁協関係者ら約30名が参加しました。
放流式に引き続き、31名の蘭越小学校2年生児童たちが、尻別事業所の職員からさけます類の生活史について説明を受けた後、バケツに入ったサクラマスの幼魚を受け取り、尻別川へ放流を行いました。さらに、施設内を見学し給餌体験を行いました。
この日放流されたサクラマスは体長15cmで、一昨年の平成20年に採卵され、1年以上飼育したもので、来年の春〜夏には50〜60cmに成長して尻別川に戻ってきます。
当日は、小雨が降り例年になく残雪が多く、まだ寒い中での放流体験となりましたが、子供たちの笑顔と歓声に見送られながらサクラマスは元気に旅立っていきました。
|