NASREC:独立行政法人 水産総合研究センター さけますセンター
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海水温の状況にご注意ください

平成19年3月5日
サケのふ化放流事業に携わる皆様へ

今年は暖冬異変が報道されています。
札幌も、気象台が1876年に観測を開始して以来、はじめて氷点下10℃以下の日がなく、降雪量も例年に比べて少ない模様です。

海の状況はどうでしょうか?
気象庁のホームページでは、各地区の日別の水温状況を見ることができます。

函館海洋気象台 > 海洋・海上気象・地球環境に関する情報 > 北日本沿岸域の詳細な海面水温の状況(試験公開)
http://www.data.kishou.go.jp/kaiyou/db/hakodate/finesstHK/finesstHK.html

このデータによりますと、気温に比べて顕著ではありませんが、平年値(1985年から2005年までの21年間)よりも高めに推移している模様です。

放流されたサケ稚魚は、沿岸で成長し、海水温13℃で沖合に移動します。
すでに本州や北海道の一部ではサケ稚魚の放流が始まっていると思いますが、
海水温が高い年は、特に放流の時期を逸しないよう、沿岸水温の推移に注意が必要です

なお、サケ稚魚の放流時期については、最寄りのさけますに関する試験研究機関ならびに指導機関にお問い合わせください。