NASREC:独立行政法人 水産総合研究センター さけますセンター
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2006年ベニザケ成魚の展示

ベニザケ展示中です! 10月3日NEW! 今年の展示は11月27日に終了しました。

展示中のベニザケベニザケの展示水槽

  • 千歳事業所内の展示施設「さけの里ふれあい広場」において,国産のベニザケを展示しています.展示中のベニザケは,北海道の安平川で捕獲された雄の成魚で,11月中旬頃までご覧いただける予定です.
  • さけますセンターでは,北海道太平洋側に流れる安平川,静内川,釧路川の3河川においてベニザケのふ化放流を行っており,各河川には今年も北太平洋から回帰したベニザケが遡上しました.
  • 安平川では,6月21日に 初確認して以来,9月10日までの最終捕獲数が843尾となっています. 安平川に遡上したベニザケは捕獲・運搬されて,当センター千歳事業所構内の池に収容され,採卵や調査に供されます.池中で泳ぐベニザケの体色はすでに文字通り紅色に色づいています.

展示中のベニザケ展示中のベニザケ
展示中のベニザケ.雄の4年魚(推定)で,体長は50cmほどです.8月中頃から体色が紅くなり始めました.

千歳事業所内の「さけの里ふれあい広場」
千歳事業所内の「さけの里ふれあい広場」.展示館(写真左)でベニザケを展示しています.

ベニザケのふ化放流を実施している河川
さけますセンターがベニザケのふ化放流を実施している河川(安平川,静内川,釧路川)と千歳事業所の位置.

蓄養池で泳ぐベニザケ蓄養池で泳ぐベニザケ
千歳事業所の蓄養池で泳ぐベニザケ.安平川で捕獲されたベニザケは, 千歳事業所の「蓄養池」と呼ばれる池に収容されます.この池1面におよそ400尾のベニザケが入っています. (安全と防疫のため,蓄養池は公開していません.)

ナナカマドの実
事業所構内に立つナナカマドの実も真っ赤に染まりました.

成熟したベニザケの雄(上)と雌(下)
成熟したベニザケの雄(上)と雌(下)です.雄は背中が隆起し,鼻先が曲がっています.

ベニザケの採卵ベニザケの採卵
ベニザケの採卵は9月26日から開始され,当日は19千粒の卵を採りました.採卵は今後も定期的に行い,卵から育成した幼魚は再び安平川へ放流される予定です.