北海道さけ・ますふ化場研究報告 1-50号総目録データベース

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8℃の湧水に於けるサケ (Oncorhynchus keta) 卵の発生について(予報)

連番 241
L-NO 27-4
表題 8℃の湧水に於けるサケ (Oncorhynchus keta) 卵の発生について(予報)
著者 広井 修・安川雅夫・末武敏夫・佐々木正三・富田竹雄・佐藤幸男
発行年 1973
誌名 北海道さけ・ますふ化場研究報告
巻(号) (27)
25-30
索引 サケ,卵,卵発生,千歳川,
要約 千歳川産サケから同腹卵を採取受精させ,8℃のふ化用水(湧水)に浸漬して発生の進行状態を調べた.胚盤形成期の卵は媒精後10時間まで,2細胞期は媒精後10-15時間,4細胞期は15-19時間,8細胞期は19-24時間,16細胞期は25-28時間,32細胞期は29-33時間,64細胞期は34-38時間,桑実期は38-48時間に夫々みられた.8℃では4細胞期の後期から8細胞期までの卵が17-24時間に出現した.媒精後3日で卵は胞胚期に入り,4-7日で胚盤は徐々に卵黄に沿って伸張し,扁平となると共にその周囲には胚環が形成された.2週間後の卵では胚盤は卵の半分を包み,頭部に眼胞の発達した3 mm長の胚体が生じた.3週間では胚体は7 mmまで発達し,原口は既に閉鎖していた.4週間後には肉眼で黒色色素の沈着した眼がみられ,胚体長は11 mmであった.卵黄表面の血管には血流がみられた.31日後に胚体は動き始め,60日後に稚魚は孵化した.
言語 In Japanese with English summary
入力者 TN

研究報告本文へのリンクpdf355KB

カウンター 最終更新日 : 2006/03/31