北海道さけ・ますふ化場研究報告 1-50号総目録データベース

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Oncorhynchus masou virus: 我が国のヒメマス,サクラマス,ギンザケ,ニジマスから分離されたサケ科魚類のヘルペスウイルスの血清学的関連性

連番 375
L-NO 50-6
表題 Oncorhynchus masou virus: 我が国のヒメマス,サクラマス,ギンザケ,ニジマスから分離されたサケ科魚類のヘルペスウイルスの血清学的関連性
著者 鄭 泰成・吉水 守・野村哲一・絵面良男
発行年 1996
誌名 北海道さけ・ますふ化場研究報告
巻(号) (50)
139-144
索引 ヒメマス,サクラマス,ギンザケ,ニジマス,ヘルペスウイルス,Oncorhynchus masou virus,血清学的類縁関係,
要約 日本産サケ科魚類由来ヘルペスウイルスsalmonid herpesvirus type 2(SH-2)代表株12株および米国由来株(SH-1)を用いて家兎抗血清を作製し,血清学的性状を比較した.作製した家兎抗血清の交差中和試験のND*50値は,SH-2の抗血清とホモの各株とのND*50値が1:30から1:240の範囲であったが,SH-1とSH-2との間でのND*50値は1:10以下であった.ND*50値を基に得られた血清学的相関関係(1/R)は,SH-2間で0.51-0.53,SH-1とSH-2の間で3.16-5.69であった.これらの結果から,日本産サケ科魚類由来ヘルペスウイルスは,米国由来株とは明らかに異なるが,日本由来株間では魚種,分離部位や地域に関係なく血清学的に極めて近縁であることが明らかになった.以上の結果は,日本のサケ科魚類由来株をsalmonid herpesvirus type 2とすることを裏づけた.
言語 In English with Japanese summary
入力者 SU

研究報告本文へのリンクpdf401KB

カウンター 最終更新日 : 2005/11/07