NASREC:独立行政法人 水産総合研究センター さけますセンター
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平成18年度さけます関係研究開発等推進特別部会

さけます関係研究開発等推進特別部会報告書

会議責任者 さけますセンター所長

1 会議日時及び場所

日時:平成18年8月4日(金) 9:00〜17:00
 (さけます関係研究開発等推進特別部会-さけます研究部会:9:00〜12:00)
 (さけます関係研究開発等推進特別部会:13:00〜17:00)

場所:ホテルライフォート札幌 (札幌市中央区南10条西1丁目)

2 出席者所属機関及び人数

59機関200名
 (さけます関係研究開発等推進特別部会-さけます研究部会:25機関102名)
 (さけます関係研究開発等推進特別部会:58機関195名)

3 結果の概要

さけます関係研究開発等推進特別部会-さけます研究部会
議題 結果の概要
1 運営方法の検討  事務局からさけます研究部会に関する事前に集約したアンケート結果(開催時期、研究情報の交換、専門分科会の設置、プロジェクト・共同研究の要望等)が報告され、それらの結果を踏まえた今後のさけます研究部会の運営案を提案し了承された。
 特に専門分科会については、要望の多いサクラマス分科会の設立提案書(世話人代表;さけますセンター研究部大熊室長)も承認され、本年、10月に新潟市でワークショップも合わせて開催することとした。なお、サケ等に関する分科会の立ち上げは今後の検討とした。
2 平成18年度さけ・ます関連調査研究計画  参加した試験研究機関・大学のうち、14機関から平成18年度におけるさけ・ます関連の調査研究課題が紹介された。サクラマスの交雑に関して山形県及び富山県が研究課題として取り上げているが、北海道及び秋田県からアマゴや関東ヤマメとの交雑の可能性に関する情報提供があった。
3 さけます関連プロジェクト研究の紹介  一般交付金プロジェクト研究の「本州日本海域サクラマス資源再生プログラムの開発」、地域連携プロジェクト研究の「北方海域の資源管理・海域における生態系アプローチ」と「水産生物の移動・分散の場としての汽水環境評価に関する方法論的研究」について、それぞれ担当機関から紹介された。 また、今後、実施して欲しいプロジェクト・共同研究について、事前に集約したアンケート結果に関して、提案機関から要望理由等の説明が行われた。
さけます関係研究開発等推進特別部会
議題 結果の概要
1 さけます関連の情報について  資源情報として、本年6〜7月に中部北太平洋・ベーリング海において流網を用いたサケマスのモニタリング調査結果が北海道区水産研究所から報告された。また、近年における我が国のサケ資源の回帰動向分析について、さけますセンターから報告を行った。
 技術情報として、サケの適正な放流時期と放流サイズに関する7年間の実験放流結果の概要をさけますセンターから報告した。
 トピック情報として、近年問題となっている秋サケ定置網に入網する大型クラゲの防除技術について、岩手県水産技術センターから紹介された。
 研究情報として、「海洋における日本系さけ・ます資源研究の総括(2001-2005年)と今後の課題」と題し、北海道区水産研究所とさけますセンターから、沿岸域におけるサケ幼稚魚の減耗要因、オホーツク海におけるサケ幼稚魚の分布と資源量、北太平洋におけるさけ・ます類の冬期分布、ベーリング海におけるさけ・ます国際共同調査等について報告された。
2 さけます特別部会及びさけますセンター業務に対する要望・意見等  予め配布した調査票により2機関からさけますセンター業務に対する要望と質問が出されていたため担当部署から回答を行った。要望としては、(社)本州鮭鱒増殖振興会から本州のさけます増殖事業に対する技術講習会での指導及び現地指導会の実施等が上げられ、本年4月の統合に伴い技術普及体制が変わったが従来同様に協力を行うことで回答した。
 質問としては、茨城県の増殖団体からサケの南下経路の研究状況が上げられ、最近のデータ記録型標識によるサケの回遊行動調査結果を説明した。この他には会場でも意見等はなかった。

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議事次第

  1. 開場
  2. 開会
  3. 主催者挨拶(さけますセンター所長)
  4. 来賓挨拶(水産庁増殖推進部研究指導課長)
  5. 研究部会の概要報告(さけますセンターさけます研究部長)
  6. 課題
    1. 資源情報:
      1. 北太平洋におけるサケ資源と海洋環境
      2. サケ資源の回帰動向分析
    2. 技術情報:
      1. 増殖効率化モデル事業
    3. トピック:
      1. 岩手県で実施された秋サケ定置網における大型クラゲ防除技術について
    4. 研究情報:
      「海洋における日本系さけ・ます資源研究の総括(2001-2005年)と今後の課題」
      1. 背景
      2. 沿岸域におけるサケ幼稚魚の減耗要因を探る
      3. オホーツク海におけるサケ幼魚の分布と資源量
      4. 北太平洋におけるさけ・ます類の冬期分布
      5. ベーリング海におけるさけ・ます国際共同調査(BASIS)
      6. 今後の課題
  7. 特別部会及び当センター業務に対する要望及び意見交換
  8. 閉会

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配布資料のダウンロード

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