さけます関係研究開発等推進特別部会−さけます研究部会
議題等 |
結果の概要 |
1 平成20年度さけます関連調査研究計画 |
平成20年度における参加9道県の試験研究機関及び水産総合研究センターのさけます関連調査研究計画について、各機関が報告した。水産総合研究センターに関しては、様式0年次計画から、さけます関連38課題の計画内容を一覧にして報告した。 |
2 研究発表 |
さけますセンターから、受託研究の「外来サケ科魚類及び遺伝子組換えサケ科魚類導入時に行うリスク評価マニュアルの作成」、交付金プロジェクト研究の「生態系アプローチによる資源管理へ向けた基礎的研究」の2課題を報告した。 |
3 新規さけます関連プロジェクト研究等の紹介 |
平成20年度から実施する農林水産技術会議プロジェクト研究「地球温暖化が日本系サケ資源に及ぼす影響の評価」について、さけますセンターから、研究目的や細部計画の内容を紹介した。 |
4 今後のプロジェクト研究課題等の検討 |
事前に出席機関から具体的なプロジェクト研究課題の提案がなかったため、地球温暖化関連の情報交換を行った。まず、水産総合研究センター業務企画部から、平成20年7月に策定された「水産総合研究センター地球温暖化対策研究戦略」について情報提供を行った。また、日本海の海況を数値モデルで予測する「日本海海況予測システムJADE」について、日本海区水産研究所から情報提供を行った。
次に各機関から、さけますに関連する温暖化の兆候・温暖化への懸念や対策等についての情報交換を行ったが、温暖化の懸念はあるものの、具体的な兆候はほとんど見られていないとの報告であった。今後の対策に関しては、各機関とも予算が厳しい中で新たな課題立ては困難な状況にあることから、各機関が実施しているモニタリングから得られた関連情報を共有する必要があるとの共通認識に立ち、さけますセンターが当該情報の収集・共有方法について、次回の研究部会開催までの早い時期に提示することとした。 |
5 その他 |
本年度のサクラマス分科会の開催について、分科会代表世話人から、これまでの検討状況(経過報告)を説明し、9月下旬から11月中までに新潟県他の候補地にて開催することを案内した。 |